南島原からの映像便りローディング

新しい働き方や職場のありかたが研究される中、いま自然豊かな地方に注目が集まっています。長崎県の南島原市では、雲仙普賢岳や有明海の大自然に囲まれた環境が評価され、いくつかの企業が拠点を開設しました。職場と自然が近接する環境を活かし、農作業や釣りなど趣味の活動と技術開発を両立させることができるという期待がもたれています。このページではそんな南島原の自然豊かな環境を映像でご紹介します。

人と自然がつながる新しい「働く環境」、南島原からの映像便り

野田浜の夕暮れ

南島原の口之津町から加津佐町にかけて、白浜、前浜、野田浜という3つの大きく美しい浜が続いています。野田浜には鳥居が建てられており、ここに沈む夕陽はとても風情があります。

平成新山のふもとのみかん畑

南島原市深江町のみかん畑です。平成新山が目の前に現れるロケーションはとても雄大で、空がとても広く感じられます。たっぷりの日光で昼間の温度は高く、山から吹き下ろす風で夜は冷たくなります。この温度差が糖度の高いみかんをつくる秘密だそうです。

新高梨の収穫

新高梨はとても大きく育つ品種で、梨の王とも呼ばれています。南島原では有家町で盛んに栽培されており、その芳醇な香りが漂う大玉を求めて全国各地から注文が入るそうです。ひとつひとつ丁寧に包装された梨がぶら下がる様子から、農家の方の愛情が伝わってきます。

アオサの摘み取り

有明海の大きな潮の満ち引きを活かしたアオサ漁です。干潟に設置した網に付着したアオサをハサミで手早く摘み取っていきます。あたりには、春のおだやかな風にあわせてここちよい潮騒が広がっていました。

天草灘で鯛釣り

潮流の激しい天草灘は絶好の漁場です。大きな鯛を釣りに佐賀や福岡から通う釣りファンもいるそうです。糸を手で巧みに操る手釣りや、一本釣りなどで大鯛を狙います。 海底の地形を読みつつ、刻々と変わる潮の流れに合わせながら漁船を操縦して、ポイントへと向かいます。

瀬詰崎灯台とジャガイモ畑

瀬詰崎灯台は釣り人に人気のスポットであるとともに、夕陽ウォッチングでも有名な場所です。水平線に落ちる夕陽を潮の音を聞きながら眺めるのは、とてもぜいたくな時間です。この辺りのジャガイモ畑に張られるビニールも、海辺と同じく夕陽を反射します。

木造校舎をITオフィスに

廃校になった小学校校舎が9年ぶりによみがえりました。東京のIT企業がこの校舎を開発拠点として利用することが決定したのです。南島原の生産者と世界をつなぐ拠点としても期待されます。

米の収穫

いまでは希少になってしまった稲の天日干しを南島原では多く見ることができます。棚田の曲線にそって並べられる干し棒には、人の営みの美しさを感じずにはいられません。

茄子の収穫

南島原深江町は豊富な湧き水に恵まれています。この水は野菜を美味しく育て上げるのに欠かせません。この茄子のハウスは平成新山を望み、有明海を見下ろせる絶好の場所に位置し、とても大きく立派な茄子を育て上げます。収穫した茄子は人の手で、一本一本ていねいに拭きあげます。

早崎漁港とあこうの樹

とても静かで趣のある漁港です。港に出入りする漁船を眺めていると、時間がとてもゆっくり流れていきます。この周辺の家屋の石垣にはとて も古く、大きなあこうの樹が生えています。がっしりと絡み付くように根を張り、荒波や暴風から家屋を守ってくれる姿から南島原のシンボル樹木とされています。